リノベーションのプロが伝授!おうちの収納アップ術

  2017/8/27
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こんにちは。建築士・レジデンシャルオーガナイザーの永瀬絵美です。
洋服やカバン、食器などなど、なんだか押し入れに収まらない・・・という悩みを持っている方も多いのでは?
みなさんが住んでいるマンションの企画・設計は、残念ながら男性主導のため、使いやすさとは掛け離れていることが殆ど。
使いづらいと、つい面倒でその辺に置きっぱなしになってしまったり、取り敢えず突っ込んで後から何処へ行ったか分からない…なんて悲惨な状況に陥りがち。
日頃、仕事やプライベートに忙しいからこそ、収納や片付けに手間を掛けずにいたい。
そんなスッキリ&出し入れ楽ちんな収納の一例をご紹介します。


これから引っ越す人は要注意!収納率≠収納力

マンションの広告でよく目にする言葉に「収納率」があります。これは何かというと、「住居の床面積に対する収納面積の割合」を表しています。マンションの理想の“収納率”は8%と言われているので、例えば2LDKクラスの60㎡の床面積だったら4.8㎡。約3畳分が理想の収納率となります。
1間(約1.82m)の押入れ約3個分。クローゼットなら約4個分。
この量であなたは充分ですか?

収納率で表される「収納面積」はあくまでも「収納の床」の面積です。
ところが、収納へのモノの出し入れはこの「床」に上から積み重ねるのではなく、実際の収納は「壁面」などに正面から行う事が殆ど。
押入れがお布団の収納以外で大変使いづらいのは、奥行きがあり過ぎて奥のモノが出し入れしづらいだけではなく、床や中段に置く又は引出しなどを重ねるしか収納方法がないからなのです。
棚も何もない納戸やウォークインクローゼットも同様。「収納面積」としては大きいにも関わらず、正面からのモノの出し入れがしづらければ、かえってストレスの素になる場合もあるのです。


1.間仕切り収納キットで無駄なく空間活用

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洋服を掛けるハンガーパイプだけではなく、カバンや靴下などの小物の収納用に可動棚や引出しも組み込むことが出来ます。

2.室内物干し・オープンクロークでたたまず掛ける収納

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バルコニーの内側や洗濯機そばに設置すれば、洗濯物を部屋干しする人や、夜のうちに洗濯したものを干しておくのに非常に便利です。
寝室等に設置すれば「オープンクローク」としても使えるので、洋服を畳む手間から解放されます。
ちなみに私はこれで普段着等は畳まずに吊るしてラクしています。
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単独で使えば「取り敢えず掛け」としても使えます。
ホスクリーンは天井に押し付けながら回せば取り外し可能ですが、普段使わない時の見た目がよりスタイリッシュなワイヤー式の室内物干しもあります。
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3.デッドスペースをなくす!1.5センチピッチの可動棚(棚柱・ダボレール)

「あと1cm高さがあれば入ったのに…」
と憂う事のなきよう、1.5cmピッチで高さの変えられる棚柱はおススメです。
収納するモノの変化に合わせて棚の高さ変更も自由自在。
食品庫、パソコンコーナー、下駄箱、本棚等どこの収納でも大活躍すること間違いなしです。
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他に左右から支えるタイプもあります

4.湿気やニオイがこもるのはワイヤーメッシュの引出しで解消

面倒くさがりの私には扉の開け閉めすら億劫なのと、中身が見えない存在を忘れるため、「OPEN収納」を好みます。
逆に、きちんと扉でしめたり引出しにしまう方が好みの人もいます。
これは個人の行動特性なので、ご自身がラクで落ち着く方に合わせた方がお片付けが苦になりません。
湿気やニオイが籠るのが気になる場合、ワイヤーメッシュの引出しもあります。
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収納は平面より正面からの使い勝手

間取り図には決して出て来ない収納の数々。これはほんの一部です。

収納の使い勝手の良さは決して面積と比例するわけではありません。
ご自身のライフスタイルに合った場所と、ご自身の行動特性で「ラク」で「落ち着く」収納方法の方が、満足度が高く片付けも簡単となります。
収納は間取り図のような平面よりも、正面からどう使うか?ここにぜひ照準を当ててみては如何でしょうか。

湘南設計工房 建築士 レジデンシャルオーガナイザー 永瀬絵美

運営会社 それから株式会社
ヒメノワ
会社名 それから株式会社 設立 2017年4月7日 代表取締役 庄司 桃子 (中小企業診断士) 事業内容 会社経営、マーケティング...
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