これからの住まいどうする?あなたは賃貸派?購入派?

  2017/7/17
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賃貸か家を購入するか。よくある質問です。
正しい答えなどなく、ご自身を取り巻く環境や考え方次第で答えは変わってきます。
購入派、賃貸派それぞれのメリットデメリットを見ながらどちらがよいか考えてみましょう。

購入派は固定化のリスク

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自宅が自分の資産となる、これが一番の購入のメリットでしょう。
同じところに賃貸でもう何年も住み続けている方などは、購入を検討するのもよいですね。

一般的に住宅ローンを組んで購入するため、購入当初こそ負債の割合が大きく、
資産の割合は低いですが、
時間を掛けてゆっくりと自分のものにすることができます。

しかし、住宅ローンがデメリットとも言えます。
住宅ローンの返済プランを無理しすぎるために、食費やお洋服を買うお金など
他に必要なお金に回らなくなってしまうということも。
家のためにライフスタイルまで変わってしまうのも考えものです。

また、病気や退職などで定期収入がなくなった場合に返すことが出来るようにしておく必要もあります。
住宅ローンも借金には変わりありません。
購入をするなら、無理をしないローンを組むことがとても重要です。

また、ライフスタイルの変更には対応できません。
今はお一人様でも、結婚するかもしれませんし、ご実家に戻られるなどの変化もあるかもしれません。
お子さんがいらっしゃる方の場合は、お子さんが独立して家を出られることで、今の家では広すぎるということになります。

人口減少や中古住宅の流通率が低く新築信仰の根強い日本の住宅は供給過多になると言われています。
駅から近い、買いたい人の多い物件の間取りなど、様々な角度から「ニーズの多い」ことなども慎重に検討しないと売りたくても売れない、ローンだけが残っているということにもなりかねません。

「自分が住みたい家」に目が行きがちですが、「多くの人が住みたい家」という視点も忘れずに家探しをしましょう。

賃貸派は家賃支払いのリスク

賃貸は、ライフスタイルに合わせた住替えができることが最大のメリットです。

住みたい場所も、仕事や家族構成、時代によって変化してきます。
それに合わせて動くことができます。
また、修繕などの費用の負担も考えなくて良いので、金銭的にも先が読みやすいということもあります。

デメリットは、収入がなくなった時の住まいの確保です。
お仕事をやめても、家賃が払い続けられるように準備しておくことが重要です。
女性の2人に1人は90歳以上まで生きる時代。
お金がないと生きていくのは難しいですが、お金を残して死ぬことはできます。

100歳まで生きると想定して、住居費がいくら必要か、計算してみましょう。
例えば家賃15万円であれば、年間180万円。60歳から100歳までの40年間で7200万円の支出となります。
収入とのバランスで、住み替えは可能ですが、亡くなるまで賃料は掛かります。

総務省統計局の家計調査(家計収支編)2015年によると、65歳以上の平均消費支出は女性で月15万円弱です。
これは、平均ですので、家賃負担がある賃貸の場合は計算し直す必要があります。

正解はない だから自分らしい選択を

どちらにするか迷ってしまう場合は、周囲の人の意見に流されていないか、一度立ち止まって考えてみましょう。

日本の住宅政策は戦後直後から「供給」、つまり住宅の数を増やし国民が住む家を確保するというところから始まっています。
近年は供給が過剰になり、買うにせよ、借りるにせよ魅力的な話が次々と舞い込んできています。
住んでみたらこんなはずじゃなかった!という事例も多々あります。

自分の住まいは自分でしか決められません。
ライフプランや不動産の将来見通しも含めて慎重に選びたいものですね。


マネースタイリスト株式会社 代表取締役 杉山 夏子

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