おひとりさまと不動産②~隣人は選べない

  2017/6/20
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隣人までは選べない

マンションに住む場合、お隣にどんな人が住んでいるのかは非常に気になるところです。
ちょっとした物音にも敏感なデリケートな人なのか、
大ざっぱで玄関前に物を放置したままにするような人なのか、
夜中に友人たちを招いたり、人の出入りが激しい騒がしい人なのか。

残念ながら自分の部屋をどれにするかは選べても、隣人までは選べません。
ですが、マンション全体の住人の雰囲気を知ることはできます。

購入前に住人の雰囲気を知るためには

新築マンションの場合は、販売中のマンションショールームに通ってみることです。

マンションは
その立地(どこに建っているのか)、
間取り(ファミリー向け住戸がほとんどなのか、コンパクトな間取りもあるのか)、
価格帯(購入者層の所得水準がわかる)によって一定の購入者層があります。

いくつかショールームに行っているとわかりますが、少し価格帯の低いマンションだと若年層が多いとか、
3LDKがほとんどのマンションだと小さい子供のいるファミリー層が多いとか。


単身者向けのワンルームが中心のマンションの場合は、分譲マンションであっても、ほとんどの住戸は所有者自身が住んでいるのではなく賃貸に出している、すなわち住んでいる人は所有者ではなく、借りている人ということがあります。

一般的に、所有者自身が住んでいてしかも長く住もうと考える人が多いマンションは、住人自らの維持管理意識も高く、
住人同士仲良くしようとか、マンションを大切に使おう、という気持ちの人が多いと言われます。
一方、賃貸で居住している人は、それに比べるとそういった意識は低いことが多くあります。

一番のおすすめは、一棟のマンション内にワンルームや1LDKもあり3LDKもある、という住戸のバリエーションがあるマンションです。
多様な年齢層や家族構成(単身者、子供が巣立った熟年夫婦層、ファミリー等)の居住者のいるマンションは、維持管理意識の高い住人も多く、住みやすいといえます。

広めの住戸がよいからと、3LDKを買ったとすると、小さい子供のいるファミリー世帯が購入者層の中心になるので、マンションの雰囲気としては、平日朝や夕方は小学生や幼稚園児がたくさんいる地域、という感じになります。

誰かと住むかもしれない

おひとりさまが不動産を購入するときは終の棲家として、しかもいまシングルなので一生1人で住み続けることを前提として購入するでしょうけれども、人生何が起こるかわかりません。
この先パートナーと一緒に住むことになるかもしれない。それを考えると(そんなことあり得ないと思うかもしれませんが、結婚はしなくてもパートナーができることは十分あり得ます)、
所有している不動産を売却あるいは賃貸に出す可能性もなきにしもあらずです。

そのときに、住まいに縛られる、つまり、不動産を所有していることによってそれが足かせとなって自由に行動、判断ができなくなってしまっては困ります。
手離れのよい不動産、売ったり貸したりできる不動産を選びましょう。
その意味では、マンションの場合、駅近は絶対条件。
東京都の山手線内なら話は別ですが、最寄駅から徒歩10分以上のマンションは売ったり貸したりするときに条件が悪くなる、
すなわち安い価格や賃料になってしまう可能性が高いのです。
できるだけ駅近物件を購入しましょう。
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不動産は個別性が非常に強いものです。
しかも高額なので一生のうちに何度も売ったり買ったりすることはほとんどない。
なので、わからないことが多すぎる。
そして誰に相談していいのかわからない。
不動産屋に相談すると、よくわからないまま相手の言うがままの物件を買ったり、借りたりすることになるかもしれない不安があります。
そんなときは独立中立の立場である不動産の専門家、不動産鑑定士に相談してみるのもよいと思います。

次回は不動産を購入するときの手順について解説します。

不動産鑑定士 木下典子
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会社名 それから株式会社 設立 2017年4月7日 代表取締役 庄司 桃子 (中小企業診断士) 事業内容 会社経営、マーケティング...
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