主婦から自立するまでの大変さ

  2017/6/15
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2017年6月7日、博報堂の新しい大人文化研究所は
40代~60代で子育てが終わった女性を「自分爆発レディ」と名付けました。
出典:博報堂新しい大人文化研究所

子育てが終わったら夫婦二人の時間より、ひとりの時間を楽しみたいと考える女性が増えています。
一方の男性は夫婦ふたりで・・・と考える人が多いというのがアンケート調査の結果です。


爆発するための条件として

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正直、「自分爆発レディ」というネーミング・・・レディって・・・
という反応が多いのですが(苦笑)

ネーミングがどうかなというのはともかくとして、自分を爆発させるための条件があるのでは、と筆者は考えています。

自分の時間を思う存分楽しむためには、
自分が経済的な基盤を確立して、夫がいなくても一人で生きぬくことができる
というのが大前提だと考えています。

もし今後も夫とともに生きていく、夫の経済基盤を前提としてライフスタイルを設計するというのであれば
夫に対する配慮とか貢献が必須。
そうではないと、夫から離婚を切り出されるリスクがあります。

また、長年暮らしているともたげてくるこの考え。
夫に対して「なんで私はこの人と一緒に暮らしてるんだろう」という疑問。

この辺の話はパートナーと私の〝温度差″はどのくらい?でも論じています。

私はひとりで暮らしていけるのか

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そして、別れることを考えるとやはり襲ってくる不安は「どうやって暮らしていけるのか」
なので、夫に頼らず、自ら経済的な基盤を確立しなければ、と焦っている女性が多い。

このあたりの不安にまで切り込んでいないのが博報堂の調査です。

しかし、焦るのはともかくとして、
第一線で働いていた時から何年も過ぎている、子育てで家庭での時間が長かった、
という女性が経済的な基盤を確立するのは並大抵ではありません。

女性のスタートアップは並大抵ではない

基本の応対やパソコンを含めた基本的なビジネススキルだけではありません。
男性が主となる世界で確立された商慣習と呼ばれるもの・・・
創業して間もない女性を見ていると、知らない世界に飛び込んで、商慣習の壁にぶち当たるケースがよく見られます。

たとえば・・・
・仕事の依頼を受けたが、自宅から遠い、家庭の事情という個人的な理由でお断りする(決してそう思っていても相手に伝えてはいけない)

・品質にこだわるあまり、大量受注を断り、ビックチャンスを逃した(経営者は外注してでも食らいつきます)

・ビジネスパートナーの仕事の進捗が進まないことから、正面切って相手を非難(相手がどこまでできるのか見極めつつ他の手を探り、場合によっては切り離すのがベター)

これらは、筆者が手掛ける創業支援でよくみられる事例です。

そしてもう一つ。
ビジネスの現場から長く離れていたという不安が前に進むことをためらわせています。

素晴らしいスキルやアイディアを持っているのですが、編み出すビジネスモデルは自分でできることが主となりがち。
自分ひとりで作って、ひとりで販売する。
試算するとどんなに努力しても自分の年収は5百万円にもいかない場合が多い。

爆発するために必要なこと

筆者の周りには間違いなく「自分爆発レディ」に属する女性たちが大勢います。
子育てがある程度終わり、仕事に打ち込む女性たち。彼女たちに共通するのは

・男性主体の場に飛び込み積極的に交流すること

・ビジネスに特化した専門性をもつこと

につきます。
そのせいか、いわゆる士業(税理士や社会保険労務士など)が多いのが特徴です。

いまでこそ活き活きと活躍している彼女たち。
しかし見えないところで必死にもがいています。
子供がまだ小さいころから、今後を見据え、勉強をしたり、働きに出て、新たなチャレンジをするなど、切磋琢磨しています。
経済的な基盤ができても常にブラッシュアップを忘れない。

こんな女性たちこそが消費の最前線を突っ走る新たな像(そしてヒメノワ)なのです。
それから株式会社 庄司桃子(中小企業診断士)

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