おひとりさまの私が病気・ケガをしたときどうなる?! 知っておきたい社会保障 公的医療保険制度編

  2017/6/4
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仕事にプライベートに、充実した日々を過ごすヒメノワ世代。
でも病気やケガは思いがけずにやってきます。
突然の病気やケガに見舞われ仕事がままならなくなったとき、収入はどうなるでしょうか? 
それをカバーしてくれる社会保障にはどんなものがあるかをご存知ですか?

まずは、誰もが加入している公的な医療保険制度。
ご自身がどの医療保険制度に加入しているのか、そしていざという時にどんな給付が受けられるのか、今一度しっかりと確認しておきましょう。
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会社にお勤めの方

企業に勤める人などを対象にした被用者保険は、大きく3つに分けられます。

全国健康保険協会(以下、協会けんぽ)、
健康保険組合、
そして公務員等が加入する各種共済組合です。

ヒメノワ世代のうち会社員や公務員の方は、3つのうちいずれかの医療保険制度に加入していることになります。
またヒメノワ読者の方の中には、ご自身で会社を経営する方も多いでしょう。
法人であれば(たとえ従業員が1人もいなくても)協会けんぽか健康保険組合に加入することになります。

協会けんぽは主に中小企業、健康保険組合は大企業やグループ企業が用意していることが多く、業界団体で設立しているところもあります。
一般的に協会けんぽよりも健康保険組合のほうが給付内容が手厚く有利でしょう。
しかし、どの健康保険に入るかは会社によって決まるため、雇用されている従業員自身が選ぶことはできません。

会社員がケガ・病気で仕事ができなくなったら傷病手当金

ケガや病気で会社を休んだ時、次の4つを満たせば傷病手当金を受けることができます。

① 業務上や通勤途中の災害ではないこと(これは労災になります。また美容整形など病気とみなされないものも対象外です)

② 仕事に就くことができないこと(それまでの仕事の内容を考慮し、医師の意見をもとに判断されます)

③ 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと(連続した3日間に有給休暇や公休が含まれていてもOKですが、支給は4日目からです)

④ 休んだ期間の給与が支払われていないこと(ただし給与の支払いがあっても傷病手当金の額より少ないときは差額が支給されます)

傷病手当金が支給される期間は、支給開始から最大で1年6ヶ月です。支給開始後1年6ヶ月後は、仕事に就くことができなくても傷病手当金は支給されません。

1日あたりの支給額は、ざっくり言うと、給料を30で割った額の約2/3です。
(支給額=(支給開始日前12ヶ月の標準報酬月額の平均)÷30) ×3分の2 ×休んだ日数

これは、自営業者等が加入する国民健康保険にはない制度です。
会社を休んでも給与の約3分の2が支給されるわけですから、ありがたいものですね。


自営業者・フリーランスの健康保険は?

会社員・公務員・その被扶養者以外の方は、市区町村が運営する国民健康保険(以下、国保)に加入することになります。
国保は主に自営業者、または会社を退職した方が一時的に加入するケースが多い健康保険です。
また、同種同業の組合員で組織する国民健康保険組合(国保組合)もあります。

自営業・フリーランスの方が病気で働けなくなったら…

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前述の協会けんぽや健康保険組合などと違って、残念ながら市区町村が運営する国民健康保険には傷病手当金の給付はありません。
(一部の国民健康保険組合では独自の給付として傷病手当金を設けている場合はあります。各組合によって給付額は様々です。)

したがって、自営業・フリーランスの方は病気やケガで仕事がままならなくなった場合に備えて、当面必要なお金を準備しておくことが必要でしょう。
蓄のほかに、民間保険会社の医療保険や収入保障保険に加入しておくのも、一つの方法かもしれません。

ヒメノワ世代がいま知っておくべきこと

日々の仕事に熱中し忙しい毎日を過ごしていると、つい「健康は当たり前のもの」と思いがちです。

しかし病気やケガは誰にでも起こりうること。
まずは、公的な医療保険の給付を知った上で、必要ならば民間の保障を検討するとよいでしょう。
合わせてそれぞれの手続きの流れについても調べておきましょうね。

社会保険労務士 本田 香織
運営会社 それから株式会社
ヒメノワ
会社名 それから株式会社 設立 2017年4月7日 代表取締役 庄司 桃子 (中小企業診断士) 事業内容 会社経営、マーケティング...
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