コーチングで起業する女性たちの現実とは?

  2017/10/31 更新
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最近、スキルアップのため、独立開業のためコーチングを勉強する女性が増えています。
経営者や企業の重役を相手にしたエグゼクティブコーチングのほか、企業研修の講師として引っ張りだこのコーチも大勢います。
しかし、本当にコーチングを生業にできている女性は少ないといいます。


コーチングは、資格の取得に高額な費用と時間が必要です。
20~700万以上などスクールによって料金体系は様々ですが、他の技能の習得よりもコーチング習得にはかなりの費用がかかるのです。
授業の中身は理論学習と実技。そして実技はかなりの時間を費やします。

と語るのは、ポータルサイト「コーチングサーチ」を運営している阿部寬子さん。
今まで2,000人以上のマッチングを行い、100人以上のプロコーチやデビュー前コーチからセッションを受けてきた阿部代表に、コーチとしてうまくいく人とそうではない人の違いを語って頂きました。

コーチングで売上を上げられない人とは?

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起業女子が増えています。会社経営なんて全く縁がないけれど、自分のやりたいことを追求したら起業という選択になった。ただしいつも考えることは、ちゃんとお客様がくるのだろうか? 税金とか決算とかどうなるんだろう? 法人と個人のどちらがいいのか?わからないことだらけですよね。「起業についてのマインドと必要な知識を専門家がしっかりと伝える」ためのジャンルです。

「いくつか上げるとすると、契約説明が出来ない、プロフィール写真が本人とかけ離れている、基本の傾聴ができていない、集客がうまくいっていないなど・・・上げればきりがありません(笑)


どうも、様々な要因があるようですが、最初の「契約説明」というのが気になります。契約とはどういったことでしょう?


多くのコーチはお試しセッションを設けています。
料金は無料から数千円まで様々ですが、クライアントが本契約の前にコーチを品定めできる機会です。
そのお試しセッションで、契約になった際の説明をするのですが、
「継続されたい場合は、メールでお知らせくださいね。振込金額をメールします」
というコーチに何回が遭遇しました。


どんなルールがあるのか説明なし。(通常はキャンセルや振込み期限、守秘義務の有無が入ります)
なんちゃってコーチと言われても仕方がないでしょうね。





お試しセッションの申し込みは多くても、契約にできないコーチに多いケースです。
コーチングは、無形サービスです。コンサルタントと似ていますが、知識を提供するのではなく、クライアントの能力や才能を引き出す支援サービスを提供しています。
クライアントに安心して受けてもらうために、契約書や請求書などの書類や、守秘義務などの倫理綱領の説明は必ずした方がいいでしょう。

プロフィール写真が本人とかけ離れているのはNG

阿部さんから出てきたのが「プロフィールと本人がかけ離れている」という言葉です。
確かに少しでもよく見せたいと思うのがプロフィール写真ですが・・・


ありがちなのが、修正しまくってアイドルのような写真をプロフィール写真にしている方です。自分がどう見られているか、どういうクライアントに来てほしいか、未だ分かっていない方です。
講師業を専門にしているならともかく、セッションで稼ぎたいのでしたらやめたほうがいいでしょう。
以前、クライアントに、コーチを選ぶ決め手について、アンケートをとらせて頂いたのですが、コーチの写真には、「安心感」「清潔感」「優しそう」などで決めている方がほとんどでした。


また、相談に来る方は、コーチに「必要以上の華美」を求めていません。
実は先日お会いしたコーチの写真が「あなたは芸能人ですか!?」というくらい、盛られていた写真でした。
その方には華美すぎると不利なので、信頼感を持たれる写真に変えた方がいいとお伝えいたしました。もちろん一悶着ありましたが(笑)
結果的に信頼のおけるカメラマンに撮り直してもらいお問合せが倍増しました。
コーチが思っている以上に、プロフィール写真はとても大事なものなのです。

コーチングで「基本の傾聴」ができないコーチたち

気になるのが、基本の傾聴ができていないということ。
高額なコーチングスクールに行っているのに、技術に問題がある人もいるのですか?



もちろんデビューしたてとか一部の方ですが、こちらが話している途中で、コーチの判断や支持を受ける時がありました。
そうなると、話し手は萎縮してしまい、コーチが納得する言葉を選んで話すしかなくなってしまうんですよね。また、何の質問をすればいいか考えるのに精いっぱいで、こちらの話を真剣に聞いてないな、という場面も遭遇したことがあります。最も両方とも男性コーチでしたが。


傾聴はコーチの基本です。が、簡単なようで、実は出来ているつもりの人が多いのです。
むしろ、自分は完璧だ!と思っている人は怪しいと思います。
様々なコーチが居て、様々なコーチングのやり方があり、それをコーチの個性と言ってしまえばそれまでですが。
しかしクライアントからお金を貰っている以上、一番難しいクライアントが来た場合にも対応できるようにした方がいいですね。


実施訓練を長時間受けていても、コーチによっては技術に不安がある人もいるんだそう。
だからこそお試しセッションを受けて自分で見極めた方が良さそうですね。

コーチの稼ぐ金額をズバリ聞いてみました


コーチングセッションには、ほぼコストはかかりません。
ですので、クライアントからの支払いがそのままコーチの利益になります。
目標額は月50万~1億円など、人によってバラバラです。
多くのコーチを見ていると、最初のスタートが月30万、次に月50万、そして月100万を目指すといった人が多いです。


ただし、コーチングセッションだけで、なかなかそこまで稼ぐのは難しいでしょう。
単価は人それぞれなのですが、だいたい1セッション15,000~20,000が平均値。毎月、1人につき2セッションするのが通常なので、30万稼ぎたいなら最低でも10~15人のクライアントを常に確保する必要があります。月100万円の売上なら、だいたい単価25,000円の月2回を20人です。
20人を維持するのが難しい人は、コーチングセッションと講師業などと組み合わせているのが実態です。



技術も大切ですが、何より集客がキモなのです。

成功するコーチの特徴とは?

このあたりは、コンサルタント業やフリーランスには共通するところかもしれません。
成功して売上を上げているコーチの特徴について語っていただきました。



うまくいっているコーチは、自分の経歴に沿ったクライアントを得ています。
逆を言えば、過去自分がこうだったら、同じような人をサポートできると熱弁できるのです。


事例としてこんな話があります。。
OLだった人が、いきなり社長のコーチングをします!といっても閑古鳥が鳴きますよね。しかし、自分の経歴に沿ったターゲットに変えると、自然とクライアントが寄ってくるのです。
当然、説得力があるからです。


HPやブログなどに多くの情報(事例)を載せることも重要です。
例えブログが更新されなくても、お問合せが続くのは、きっちり自分がサポートできるターゲットを明記しています。
そして、相手が将来はどうなるのかを明記しています。


もう一つ。売上を稼ぐコーチのほとんどは。サイトへ登録する作業を並行して数社行います。
コーチに限らず、他の業種でもそうですが、集客1つだけの会社やツールに頼るのではなかなかクライアントが目標値に届きません。


∈12∈コーチの多くは、営業が苦手です。それを克服して無理やり営業をしろとはいいませんが、せめて自分を営業してくれる会社には営業しましょう。
個人セッションのコーチを目指すなら、マッチングサイトへ数社登録、コーチングの講師業を目指すなら研修会社へ数社登録といった形です。
そこまでやると流れが出来てくるので、必要なサイト・相性のいい研修会社がどこだか分かってきて、自分で仕事の調整ができ、効率よく稼ぐようになれますよ。


コーチの実態についてかなり詳しく語っていただきましたが、いかがだったでしょうか。
最近、コーチングという名前を聞くようになりましたが、コーチ業で生きていこうという人は、技術の向上だけでなく、目標額まで売上を伸ばす方法も決めておくことが大切ですね。

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